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私の手元に、7・1総理官邸での面会に出席できなかった妹さんが書いた手紙があります。ぜひ、皆様に彼女の心の内を知って頂きたいと思い全文を以下に掲載します。
内閣官房長官 河村建夫様
官房長官におかれましては、日頃より拉致問題の解決のためご尽力いただきまして、ありがとうございます。
この度、私の双子の姉山本美保の置かれました状況につきまして、要請をさせていただきます。
姉を捜し続けて25年が過ぎました。拉致かもしれないという支援の方々のご指摘に、何の連絡もなく失踪した姉の状況が納得できました。17歳の秋に事故で兄を亡くした私達は、両親の苦しみを何よりも知っています。その姉がさらに親を苦しめることを自らする訳がなく、連絡がないのは、連絡ができない状況に置かれていると思わざるを得ません。
私達家族は、何が何でも姉が拉致被害者であると言い張っているのではありません。これだけ国内で騒がれているのです。国内にいるのであれば、何か一つでも手掛りがあるのではないかと思い、この25年間探し続けてきました。姉につながる真実が示されたのなら、どんな状況でも受け入れる覚悟はできているのです。しかし、国内からは何一つ見つからない。
今回の山形のご遺体のことも、一度はそれが真実なのだと思いました。真実ならば父と兄の眠るお墓に入れてあげなければと思いました。しかし、次第に明らかにされる事実に愕然としました。山形のご遺体は、何一つ姉を語っていなかったからです。
詳しくは過去にずっと述べてきました。どう考えても姉とは思えないご遺体を家に連れ帰ることはできませんでした。騒がせてしまったそのご遺体に対しても、大変申し訳なく思っています。
山梨県警で40年に渡り、治安を守ってきた父が生きていれば、こんなことにならないと思います。あまりに理不尽なことを受け入れる訳にはいきません。
姉は生きています。生きて救いを待っています。その姉を母に会わせてあげてください。国内で葬り去ろうということだけは、決して決してしないでください。私達家族の気持ちをお汲み取り、真実をお示しくださいますよう、切に切にお願い申し上げます。
平成21年7月1日 山本美保の妹 森本美砂
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